鶴山好一先生は1950年北海道生まれで関西方面でご活躍されております新制作協会の実力派作家です。パリ、ニューヨークの下町裏町、生活情景や外国の荒涼とした郊外、寂れたタンクや倉庫を哀感漂う表現で描かれております。

仮にエコールドパリの時代に仏画壇にいらっしゃったなら邦人作家ではなく佐伯、荻須同様に現地の風土に自然に溶け込めるような作家でしょう。 

安井賞で入選、金山賞佳作と難関を突破、美術団体展にて真の実力を魅せつける鶴山作品は一目で凄みある画面に圧倒されます。外国の古い煉瓦塀や落書き、寂れた倉庫は先生の重要テーマです。鶴山先生は幼少期に見た小樽の煉瓦の倉庫群が胸に焼きついており、煉瓦のこだわり描写はもはやそのものです。

本作は3部作で左右の作品がそれぞれ192*212ｃｍ、中央が130,5*212ｃｍ。新制作の出品票には330*210とトータルで表記されておりどれだけ大きいか是非メジャーであててご確認下さいませ。おそらくヤフオク史上最大級でしょう。また大きいだけでなくその当然一番大事な絵柄がおしゃれかっこよすぎです。皆様、モンマルトルやパリ裏町風景画をよく探されてると思いますが、荻須やユトリロ、児玉、浮田、増田たちにまったくもって負けてません。むしろ煉瓦の落書きや質感は独断場といえます。バーやイタリアンレストラン、カフェの間接照明にぴったりな作品です。この作品は倉庫から直送でご下見はできませんが画像の期待を絶対裏切らないと思います。私見ですがこれくらい素晴らしいフランス郊外のカッコイイ大作はネットでは永久に出ないと思います。当然100号以下なら銀座界隈の画商さんが扱う名画がこれからもたくさん出てくるでしょう。ようはこういった度肝抜く豪快なサイズの精緻な大傑作はもう出ないと思います。

紀尾井町の画廊の顧客様にもご案内差し上げてますのでご入札前に売れた場合はご容赦くださいませ。ご入札頂き次第ヤフオク用に保管いたします。
今回は弊社の倉庫から直送で画廊でのご下見は出来ませんがご入札前に私の商品説明が必要であればお電話かご来店で承ります。
ご検討、ご入札の程、どうぞよろしく御願い申し上げます。

鶴山好一
1950年　北海道生まれ。
1973年　第26回関西新制作展　初入選（以後毎年出品）
1976年　第40回新制作展　初入選（以後毎年出品）
1977年　第30回関西新制作展　関西新制作賞、大阪市長賞受賞
1980年　第33回関西新制作展　関西新制作研究大賞受賞
1989年　第53回新制作展　新作家賞受賞　協友に推挙 　 パリスケッチ旅行
1990年　新制作受賞作家展
1993年　第57回新制作展　新作家賞受賞　第37回安井賞展入選
1994年　新制作受賞作家展　第１回レ・シス展(梅田近代美術館）
1995年　第1回金山平三賞記念美術賞展　佳作賞
1996年　第60回新制作展　新作家賞受賞
1997年　新制作受賞作家展
個展（阪神百貨店美術工芸サロン）
2001年　新制作協会　会員推挙　毎日新聞文化教室油絵講師
2002年　個展（阪神百貨店美術工芸サロン）
2008年　個展（阪神百貨店美術工芸サロン