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御存知!初期/全盛期Carole Kingの貴重なライヴ音源 「The Carnegie Hall Concert ~June 18, 1971」 Mobile Fidelity社SACD仕様限定盤 輸入盤未開封新品でございます。
現在主流の情報量重視のフラットマスタリング方式の先駆けで知られるMobile Fidelity社でございますが、アナログ感のある非常に良心的な音質となっております。
アナログ盤にせよ、CDにせよ、ハイレゾにせよ、SACDにせよ、マスターテープの再現が一番重要でございます。
「アナログ盤がマスターテープを一番上手く再現していたのではないか?」とのオーディオファンからの指摘が挙がり、
故George Marino等の名マスタリングエンジニアが手掛けた嘗てのアナログ盤が高値で取引される昨今でございます.....................................
但し、今作は未発表音源。リリース時は初期/全盛期の貴重な正式録音ライヴ音源という事で驚愕を以て迎えられたものでございますが、
時代はCD全盛期。
何をか言わんや、でございます..........................................................
ラインアップは名手揃いでございますが、基本Carole Kingの弾き語り。
Carole King(Vo、P)、Charles Larkey(B、ex-City、David T.Walker他)、Danny Korchmar(G、The Section、ex-City)、David Campbell他(Strings)、
そしてかのJames Taylor(Vo、G)が終盤で登場、二曲に参加致しております。
1971年6月18日アメリカ・ニューヨーク ”The Carnegie Hall”での実況録音。
初期/全盛期のプロデューサーとして知られるLou Alderが制作を手掛けております。
そもそもライヴ盤制作用に収録された感がございますが、とりわけ客席ノイズ等のくっきりした音質からラジオ放送用に収録された感もございます。
大傑作”Tapestry”リリース後のコンサートではございますが、Carole King自身初の観客前でのコンサートという驚きのもの。
既に次作の大傑作”Music”からの楽曲も披露しており、観客の反応を見るという感がございます(アレンジがなかなか興味深いものでございます.............................................)。
初期/全盛期の楽曲がライヴで聴かれる貴重さがございますが、Carole Kingのピアノ演奏が非常に興味深いもの。
スタジオでは素朴さが非常に強調されたトーンで録音された感がございますが、今作はかの”The Carnegie Hall”。
非常に色彩感溢れる感がございます。
それに伴い、楽曲のメロディ感覚も華やかさが加わった感がございます.......
(後にJourneyのJonathan Cain(ex-The Babys)が登場。
ジャズ系のバークレー音楽院出身とは言えどS&SW的な素朴さが伴うピアノ演奏が興味深くもございますが、今作はその演奏に通じる感がございます................................................
そもそもBruce Springsteenの傑作1st”アズベリーパークからの挨拶”に強い影響を受けたミュージシャンとも言われますが..............................)
作品の大ヒット、初のコンサートという事もありチケットは完売。観客の反応は熱いものの、何せS&SWのもの。
反応のメリハリ具合が非常に興味深いものでございます。
Carole King自身はマイペースな感がございますが、初コンサートという事もあり若干Carole Kingの声が緊張気味でございますが、何せ全盛期。
見事なヴォーカルを聴かせてくれます。
(但し、この緊張具合が長年お蔵入りの原因となった感もございます...................................またコンサート嫌いというのも何処となく理解出来る感が..........................)
そもそもこの”The Carnegie Hall”での実況録音がミソ。
かの”全盛期Chicago”やプログレッシヴ・ロックの”Renaissance”が全盛期にライヴ盤を収録した事でも知られますが、
”Chicago”のメンバー曰くは「カーネギー・ホールはアコースティック系のもの、(電子音楽系の)増幅系音楽には向かない」「ブラス隊の音質も貧弱」との事。
そもそもクラッシック系のホールでロック系には向かない事でも知られております。
(かの”Renaissance”もライヴ録音を行っておりますが、プログレッシヴ・ロックとは言えどヴォーカルのアニー・ハズラムは声楽家。音楽性もシンフォニック系という事がございますが..............................)。
但し、今作はS&SW系。増幅系はべース程度のもの。
何をか言わんや、でございます...................................................ドラムがない事もミソという感がございます........................................................
非常に録音が良いもので音楽性からも会場の特性が上手く生かされており、ポピュラー系とは言えど見事で自然な感覚のもの。
未発表発掘音源とは言えど、今作制作時は既にCDの時代。
後にアナログ盤が限定リリースされていた記憶がございますが、CDを前提に制作されたもの。
されどMobile Fidelity社でCarole Kingの大傑作と共にSACDとして音源選択が成された理由の一つに、会場の特徴を生かした録音の優秀さがある感がございます...................................................
現在では入手が非常に困難。この機会に是非。